複数のシリーズ同士を連結する際は、appendもしくはconcatを使う。
連結には2種類あって、行を連結するパターンと列を連結するパターンがある。ただ複数に別れたユーザIDの連結など、下に下につないでいくパターンが私の仕事では多め。
append
まずは2つのシリーズを定義する。appendはname属性がないとエラーになるので、シリーズを定義する際はname属性を指定する。
import pandas as pd
series1 = pd.Series(['Noto', 'Hisakawa', 'Kouda'], name='VA')
series1
0 Noto
1 Hisakawa
2 Kouda
Name: VA, dtype: object
series2 = pd.Series(['Hayashibara', 'Maaya', 'Yukarin'], name='VA')
series2
0 Hayashibara
1 Maaya
2 Yukarin
Name: VA, dtype: object
行方向への連結(append)
まずはappendを使用する場合
series1.append(series2)
0 Noto
1 Hisakawa
2 Kouda
0 Hayashibara
1 Maaya
2 Yukarin
Name: VA, dtype: object
そのまま結合すると、インデックスを維持したままなのでデータを把握しにくい。引数にignore_index=Falseをつけると、連結と同時にインデックスを振りなおすことができる。なお、この引数を指定するとname属性がない場合でも連結可能になる。
series1.append(series2, ignore_index=True) # ignore_index=Falseはインデックスをクリアする
0 Noto
1 Hisakawa
2 Kouda
3 Hayashibara
4 Maaya
5 Yukarin
Name: VA, dtype: object
appendはシリーズとデータフレームの結合も可能。シリーズに1行のデータを格納して、1行連結させるイメージになる。