MovableTypeのインストール版からクラウド版への移行注意点

セキュリティ上の問題からMTをインストール版からクラウド版に移行した。

クラウド版でそのままサイトを公開するのではなく、ステージング環境として構築。サーバー配信機能を用いて本番環境へリリースする形態とした。

その際の注意点をまとめておく。

使えなくなる機能

  • 標準機能の検索機能
  • ダイナミックパブリッシング系
  • aFormなど

本番環境にCGIやPHPが露出しなくなるので、検索機能などは使えなくなる。

フォームまわりのプラグインも使えなくなるとみておいて良い。

移行コスト

大きく分けて、2つある。

  1. コンテンツの移行
  2. ユーザへの教育

コンテンツの移行

既存のデータベースの移行や画像ファイルなどのサーバ間移動などに時間がかかる。

この点、Sixapartの移行サポートサービス(無料)があるため利用するにこしたことはない。

https://www.sixapart.jp/movabletype/cloud/migration-service.html

1年以上の契約やプラン指定など条件があるが、法人ユースであれば特に大きな障壁ではない。

2週間程度かけてサイト移行を行う。MTクラウドに契約前に調査が行われるので、必ず契約前に申し込むこと!

ユーザへの教育

こちらの方が本丸。ポイントは

  • ステージングから本番への配信が必要になること
  • 配信における仕様の説明

である。特に通常のブログとは異なり、サーバ配信というワンクリックが入ることをユーザに説明することが難しい。

セキュリティ上必要であることを前提とし、そんなに大変な手順ではないよというスタンスで進める。

ここは丁寧に実施し、移行1カ月前から徐々に溝を埋めていくことで大きな混乱を防ぐことができた。

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