仕事を教える際に、やり方で少し迷う部分が出てきたので書籍にあたってみる。
教える を細分化
教えると一言で言っても中身の違いがある。そこを混ぜて教えることをしてしまうと論点がぼやけたりやり方が間違ったりする。
教えることとは「知識」「技術」「意識」の3つに分割することができる。言い換えるとこうだ。
知識 –> 知っている状態を目指す
技術 –> できる状態を目指す
意識 –> 心構えができている状態を目指す
教える内容がどの領域に属しているのかを整理した上で、教える過程に入ることが大切
知識を教える
知っている状態を目指すが、あくまで人に教える以上は相手にテンションを上げてもらう必要がある。
そのため、以下の手順で行う。
- 動機づけ –> このティーチングを受けるとどんなメリットがあるか説明 (この説明を受けると〜ができる)
- 説明 –> 全体像から詳細へポイントを移す(詳細を先にしても、難しそう↓とテンション下がる)
- 測定 –> 定着したかを「優しく」確認する
特に説明は最も重要なポイント。
結論から話し、全体像を把握させてから詳細を説明する。「ざっくり言うと〜」で全体をイメージさせ、「大きく〜つあります」などで類型化したイメージをさせる。
測定は簡単過ぎず、難し過ぎずいいところを確認する。
ヒント→考えてもらって定着を図る。考えてもらわないと定着しない。
対話の姿勢を見せる
目を見て、いつもよりゆっくり喋ること!早口は説明したくないようにとられるのでNG
技術を教える
こちらもプロセスを踏むこと
- 動機づけ
- 実演
- 説明
- やらせてみる
- フィードバック(褒めることが基本!)
- 見届ける
動機づけ等は同じ。こちらは技術なので実演も行う。
ここで重要なのは、説明しながらやるのではなく、一度すべての過程を実務のようにやって見せること。
ぶつ切りの実演は最終形が見えにくいため習得に時間がかかる。
説明は技術をステップごとに分解して行う。
できるだけ細分化するが、ポイントが細かすぎないように。
意識を教える
コーチングに関するもの。相手から回答を引き出すことが目的なので、命令したり断罪するわけではない。
アクティブリスニング–> あとで調べる