「集計」ではなく「分析」がいかに重要かを伝えるにあたって、困難なシーンに遭っているので記録、考えたことを羅列しておく。
集計と分析の違いが共有できていない
集計が数値を整理して表現するということに対して、分析はそこから新しい知見を得るという違いが共有できていないケースが多い。
そのため、分析の重要さをいかに説いたところでうまく伝わらない。
考えたこと
「新たな知見」という部分が分かりづらい可能性がある。順を追って説明していく方法もあるが、決裁者には時間がないのでなかなかこれを説明する余裕がない。また、プライドなどの障壁でうまく伝わらない可能性がある。
分析のもう一つの重要な要素「課題の解決」にフォーカスして分析を説明していく方が分かりやすいかもしれない。
さらに考えたこと
「課題の解決」が分析であるという点を強調するにあたっても、建設的な「課題の解決」が普段行われていない可能性もある。
目前に迫った商売への対応、また発生した問題への対処(数値的な改善目標がない)に忙殺されているシーンをよく見ているので「課題の解決」というアプローチでもあまりピンとこない可能性がある。
中長期的な視点がないので、分析の必要性も薄い。目前にある商品の販売をどう乗り切るかに焦点があたっているので(現場的な対処についてはとてもスムーズ)、それをどう次に反映するかということに繋がりにくい。
どうしたものか
どうデータ分析の必要性を説いていくかについて、複数のルートで試みていく必要があると考えた。
- 「分析」という言葉の定義を共有する
- やりたいことを引き出して、それには分析が必要であることを紐づけて説明する
- 突きつけられた課題を引き出し、それを中長期で解決していくことが必要であると紐づける
まずは「分析」の定義を共有する。ズレた定義で話すと時間がもったいない&なんで伝わらないのかというネガティブなメンタルになってしまうので、まずは定義を共有する。論文の書き出しと同じ。
そこから、相手が主体となる形で分析が必要となることを説得していく。相手とともに歩んでいく、理想形に近づいていこうとする姿勢を見せる。
若干不確定要素が多く出てきたので、一旦止まって整理することを心がけることにする。